抜歯矯正治療の症例

1)歯列矯正治療を希望されて来院

患者:24歳 女性 接客業 姫路市在住

主訴:歯並びをきれいにしたい 歯医者と歯の治療が怖い

歯周病治療と虫歯治療がほとんど完了したうえで、歯列矯正治療開始となりました。

 

 

2)抜歯矯正とインプラントアンカー

現代人は柔らかい食物を摂取することが多いせいでしょうか。昔と比較して顎が小さくなってきている傾向があります。顎が大きいとはいわゆる〝エラが張った顔〟が現代人には少なく、逆に一見して面長の人が増えている傾向にあると言われています。そういうスッキリとした小顔がもてはやされる時代になっています。しかし歯の大きさは小さくなっていないので、小さな顎の空間に歯が綺麗に並びきっていないことがあります。それに伴って上下の歯の噛み合わせも悪くなる傾向があります。

この女性の場合、まずは抜歯してその後に歯列矯正治療開始(抜歯矯正)となりました。抜歯矯正とは抜歯した空間に、その前方の歯と後方の歯を移動させて綺麗に並べていく矯正治療です。私は歯列矯正専門医ではありませんが、専門医からは親知らずを抜歯して欲しいという依頼が多いです。矯正治療で抜歯する歯は、主として第2小臼歯(前から数えて5番目の歯)です。もし、第一小臼歯が虫歯などで、状態が悪い場合にはそちらを抜くこともあります。見た目に影響しやすい前歯、噛み合わせの安定に重要な奥歯。その中間の小臼歯は、噛み合わせに大きな影響はないものとされています。小臼歯を抜くことで、前歯の歯列を広げながら後方に動かしやすくなります。ということで、抜歯の存在が親知らず2本(右の上下)と、小臼歯と呼ばれる歯を4本(上下左右1本ずつ)抜歯。合計6本の抜歯が必要でした。

インプラントアンカー(ミニスクリュー)は、歯ぐきに中にある骨にネジを固定します。このアンカーを固定源として、動かしたい歯を引っ張ります。アンカーを入れる際には当然歯ぐきには麻酔をしますし、骨自体はあまり痛みを感じないのでさほど怖いものではありません。

 

 

3)矯正装置の除去

写真で見えている全ての矯正装置を撤去して、歯列の矯正治療はひとまず終了となりました。上の前歯には神経を取り除いた歯があり、他の歯と比較すると今後黒っぽく変色していくと予想されます。この部位にはセラミック歯の被せを推奨しています。

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